くらし情報『鏡かと思いきやディスプレイ - 近未来的なソリューションをホテルに提供するKDDIの狙いとは』

2016年2月18日 10:04

鏡かと思いきやディスプレイ - 近未来的なソリューションをホテルに提供するKDDIの狙いとは

を導入することで、高速・広帯域化に加え、省スペース、省コスト化を実現した。実際に軽井沢プリンスホテルのイーストコテージエリアに導入が行われた実績もある。G-PONはメタルと異なり、スプリッターだけで分岐ができるほか、1本のファイバーが60km程度まで延伸できるので、大型施設でも容易にカバーできる。

このソリューションは省スペースで済むだけでなく、「特にランニングコストに効いてくる」と有泉氏。こうした点を一番のメリットというホテル関係者もいるそうだ。今後の高速化や広帯域化も予定されており、有泉氏は「ファイバー1本ひいておけば、50年間使える」とアピールする。

○インフラ以外も事業者をサポート

こうしたインフラの刷新や無線LANの導入だけでなく、KDDIが進めるのは「バリアフリーとホスピタリティの向上」という視点でのソリューション作りだ。これには「(ホテルの)お客さまのペイン(苦痛)を吸い上げてプロアクティブに対応する」(同)というサービスを提供したい考えだ。
特に訪日外国人がストレスを感じるのが言語であり、こうしたニーズを把握するために、接点として「タッチスクリーンを使う」という。一般的に、スマートフォンのような1対1のデバイスとしてタッチスクリーンがあるが、より大型のタッチスクリーンを搭載したディスプレイを設置し、マルチタッチによって複数人が同時に利用できるようにすることで、1つのデバイスに来客者が集約される。

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