くらし情報『UL Japan、2016年の事業戦略を発表 - 山上社長「コンプライアンスのトータルソリューションを提供する」』

2016年2月25日 11:50

UL Japan、2016年の事業戦略を発表 - 山上社長「コンプライアンスのトータルソリューションを提供する」

「1国の法規制に対応すれば良い時代は終わっている。リテーラーを含めて、コンプライアンスのトータルソリューションを提供する。」(山上氏)

同氏はさらに「自動車」「環境・材料科学」「エネルギー」「医療機器」「情報セキュリティ」の5分野に対する具体的な施策についても言及。まず「自動車」分野では2015年に米ULが買収したNational Analysis Center (NAC)の車載情報機器向け相互接続性適合試験の提供を開始する。また、EMCの旺盛な需要に応えるために能力の拡大を検討していく。「環境・材料科学」分野では北米・欧州で厳格化が進む環境規制への対応に向けたサービスを展開していくほか、材料の総合データベース「PROSPECTOR」の拡販を進める。この分野では建材・家具から発せられる有害物質の管理など、室内空気質関連のサービスにも注力していく予定だ。

「エネルギー」分野に対してはリチウムイオン電池の性能を向上させる添加剤の開発支援など、大型電池やエネルギーストレージを中心にサービスを推進していく。「医療機器」分野に向けては各国規制への対応を進めると同時に、人間工学に基づいた設計となっているか評価するユーザビリティエンジニアリング・サービスの拡販を目指す。

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