くらし情報『ネット依存は要介護につながる!? オーラル・フレイルが招く寝たきりの恐怖』

ネット依存は要介護につながる!? オーラル・フレイルが招く寝たきりの恐怖

(1)の「予備軍」の人でも、何らかの病気で肺炎などを併発すればすぐ(4)まで進行して死に至るケースも。

本来、オーラル・フレイルの概念は高齢者を対象としているが、30代や40代といった働き盛りの間でもその"兆候"が見え始めていると今村医師は警鐘を鳴らす。

「オーラル・フレイルには本人の活動量や精神・心理状態、歯・口の機能、食・栄養状態、身体機能のすべてが関係してきます。喫煙・飲酒の習慣があり、ストレスの多さから甘いものを日常的に摂取し、忙しくて食事もクチャクチャ音をたてながら早食いする30~40代の人はたくさんいると思います。そのような人は、虫歯や歯肉炎があり、歯周病も始まっている可能性が高いと思うので、『オーラル・フレイルがすでに始まっているな』と感じます」。

このほか、「軟らかいものばかり食べる」「濃い味のものを好む食生活」「頻繁な間食」などもオーラル・フレイルのリスクを高めるという。

●社会とのつながりも大切な予防策
こういった食生活がオーラル・フレイルを招くのであれば、これらと対極の食事スタイルが「予防策」となる。つまり、「時間をかけてしっかりと薄味の食物を咀嚼し、素材本来の味を楽しむ。

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