2016年3月4日 11:30
うちがモバイル活用を進める理由 (7) 大企業だけじゃないPepper導入、自由な"トーク"で集客進める
操作はGUIベースで直感的なため、「情報システムの担当者じゃなくても使える」(岩原氏)。仮にPepperが複数台あっても、このソフトを使ってPC1台で管理できる。
○契約まで至る仕組みを検討
Pepperを投入して約3カ月。スタッフからのフィードバックも上がってきているが、Pepperで契約まで持っていくことを最終的な目標に据える。ただし、契約に至るにはより深い説明を必要とし、既存アプリの範囲でPepperができることには限界があるため、ある程度のステップまで進めたら、オペレーターに電話をつなぎ、人が後を引き継げる仕組みを検討しているという。
「Pepperとの会話でお客さまの特徴をつかんだら、コールセンターにトスアップして、そこで顔が見える営業兼オペレーターがつなげられるようなところまで持って行きたい。そういった無人デモンストレーション販売ができるようになれば面白い」(加治木氏)
アプリ開発にも前向きだが、機能が複雑になりすぎても、現場のスタッフが使いこなせない懸念がある。導入したばかりで、Pepperの能力を理解しきれず、機能を最大限使っていない可能性もある。
現在は全国の現場で順次Pepperを配置し、実際に使ってさまざまなデータを収集している最中だ。