2016年3月7日 16:30
Mac OS Xに初の完全なランサムウェア見つかる
感染済みのTransmissionは公式の証明書で署名されているため、AppleのGatekeepr機能で検出することができない。これに気がつかずにソフトウェアをインストールしてしまうと、3日間の潜伏期間後にTorの匿名ネットワーク経由でコマンドおよび制御サーバに接続。特定のファイルを暗号化し、ユーザに対して復号化の対価としてBitcoinで400ドルほど支払うように要求してくるとしている。しかもこのランサムウェアは現在アクティブな開発段階にあり、バックアップデータからファイルの復元を実施できないようにTime Machineのバップアックに関しても暗号化を試みるようだとも指摘がある。
Palo Alto Networksはすでにこの問題をAppleに報告しており、Appleは該当する証明書を無効化。同様に、Transmissionプロジェクトにも問題は報告済みで、ランサムウェアを含んだ配布物はすでに削除されている。
ランサムウェアに感染したバージョンが配布されていた期間は短いと見られるが、該当する期間に該当するアプリケーションをダウンロードしている場合は注意が必要。問題の特定と対象ファイルを削除する方法が解説されていることから、該当している場合には掲示されている対処を実施することが望まれる。
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