くらし情報『成長鈍化の半導体市場で生き残っていくために必要なこととは? - MaximのEVPが語った日本市場の重要性』

2016年3月10日 08:00

成長鈍化の半導体市場で生き残っていくために必要なこととは? - MaximのEVPが語った日本市場の重要性

こちらも意味合いとしては、注力すべきところに資源を集中させる、という組織構造の変更と同じで、将来の戦略にマッチしない事業は売却や切り離しなどが実施された。

こうした取り組みは半導体デバイスの製造を行うファブにも適用され、稼働率の低かった米国テキサス州のファブがTowerJazzに売却された。「ファブの持つ製造キャパシティをフルに活用できない状況が続いていたが、ToweJazzへの売却により、他社の製品の製造も可能となり稼働率も改善。我々の製品もパートナーとして従来どおりの品質を維持しつつ生産されており、両社にとってプラスに働いている」と同氏は現在の同ファブの様子を説明する。この売却の結果、ミクロンオーダーのレガシープロセスを用いた製品を製造するオレゴン州のファブのみが手元に残り、全社売り上げの中で自社ファブが占める割合は25%程度となっている。

こうした変革の下、新たに掲げられた同社の戦略としては以下の4つとなる。

高性能電源を主導(Lead high-performance power)
ターゲットとなる成長市場で差別化(Differentiate in targeted growth markets)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.