VMwareユーザーの声から探る仮想化導入の課題と解決策とは?
を運用する、主にvSphere Essentials~Standardを利用するユーザーを対象としている。
以前、VMUGの方に導入事例の取材を行ったことがあるのだが、その際、「仮想デスクトップは導入コストがかかるからといって諦めてはもったいないです。ストレージを使わないなど、いろいろと手はあります」など、率直な意見をいただけたので、今回も普段の取材では聞けない話が飛び出すのではないかと期待していた。
○仮想サーバのリリース自動化のベストプラクティスは?
仮想インフラ部会の講演では、3社のユーザーが登壇した。最初に、NEC情報システムズの小口和弘氏が「仮想サーバのリリースの自動化」について話をした。同社は、NECおよびNECグループにインフラを提供しており、そのサービスに、仮想サーバと仮想デスクトップがある。仮想デスクトップの数は1万6000に及ぶという。
同社は、仮想サーバについて、「利用の申し込みから提供」「仮想マシンのクローン」「仮想OS側のカスタマイズ」が行える仕組みを構築する際、ヴイエムウェアが提供している「vRealize Automation」などの有償製品ではなく、無償のツールによって構築することを検討したという。