VMwareユーザーの声から探る仮想化導入の課題と解決策とは?
そうした状況での課題の1つが「バックアップ」だった。当初はコストをかけずに行うため、エクスポートだけで対処していたが、システムやデータ量が増えるにつれ、バックアップ・ソフトウェアの導入の検討が開始されたという。
ベンダーに相談したところ、さまざまな意見をもらえたが、どれもコストがかかる方法であったため、VMUGの仮想インフラ部会で相談してみたそうだ。そこでは、「ユーザー企業ならではのフラットな意見をたくさん聞くことができ、また、ユーザー企業の悩みを共有できた」と林氏。具体的には、次のような意見が部会で出たそうだ。
Aソフトは高いけど機能は豊富。
Bソフトは正直なところ使いにくい。
サイロ型の構成を見直したほうがよいのでは?
vSphere Data Protectionは無償だけど、過去にこんなトラブルがあった。
非機能要件以外にやりたいことはあるの?
結果として、アプリケーション・チームで作業をしてもらえるよう、わかりやすいバックアップ・ソフトが導入され「非機能用件を満たし、工数の削減を達成した」と林氏は語った。
○ネットワーク仮想化とNSXの課題とは?
最後に登場したリクルートテクノロジーズ 東條考博氏は、「ネットワーク仮想化とNSX」