くらし情報『身近にひそむ"丸ゴシック"「機械彫刻用標準書体」の魅力に迫る』

2016年3月14日 12:00

身近にひそむ"丸ゴシック"「機械彫刻用標準書体」の魅力に迫る

身近にひそむ"丸ゴシック"「機械彫刻用標準書体」の魅力に迫る
駅構内の注意書きの札や非常ボタンのそば、さらにはデパートなどの店員の名札まで、実はいたるところで目にする機会のある、特徴的な丸ゴシック体。これは印刷・Web表示用のフォントではなく、JIS規格で定められた「機械彫刻用標準書体」。その名の通り、機械彫刻で刻印するために設計されたものだ。

そんな「機械彫刻用標準書体」の魅力に迫るトークショー「もじ部特別編:機械彫刻用標準書体の原図を見ながらあれこれ話そう~駅の案内表示板でよく見るかわいい丸ゴシック体の謎に迫る」が、東京都・青山ブックセンターにて開催された。本稿では、その模様の一部をお届けする。

○「厳密なのに自由な」フォント?

この催しは、書籍「もじ部~フォントの目利きになる!」の刊行記念で行われた。ゲストとして、同書にも登場する書体デザイナーの鳥海修氏と書体史研究者 / 書体デザイナーの小宮山博史氏、そして同書のブックデザインを手がけたデザイナーの川名潤氏。同書の編集者である雪朱里氏が聞き手となって、「機械彫刻用標準書体」についてトークを展開していった。


まずは、雪氏が同書の制作にあたってフィールドワークで集めた「機械彫刻用標準書体」

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