くらし情報『欧露の火星探査機「エクソマーズ2016」打ち上げ成功 - 火星の生命探る旅へ』

2016年3月15日 10:33

欧露の火星探査機「エクソマーズ2016」打ち上げ成功 - 火星の生命探る旅へ

(TGO)と、火星地表への着陸技術を実証する「スキアパレッリ」から構成されている。

エクソマーズという名前は、宇宙生物学(Exobiology)と火星(Mars)を組み合わせた造語で、火星における生命体の存在、あるいは痕跡を調べることを目的としている。

TGOとスキアパレッリは結合された状態で、このあと約7カ月にわたって宇宙を航行する。そして今年10月16日に分離され、19日にTGOは火星周回軌道に投入される。その後約1年をかけ、火星の大気を使って軌道変更を行い、2017年12月から本格的な科学観測が始まる予定となっている。観測期間は2022年12月まで予定されている。

一方、スキアパレッリは10月19日に、火星の大気圏に突入し、メリディアニ平原と呼ばれる地帯に着陸する。この名前は、19世紀に火星表面の詳しく観測したことで知られるイタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキアパレッリにちなんでいる。
スキアパレッリは火星への着陸技術の実証を行うほか、火星地表の電場も調べる。機体には太陽電池などは搭載されておらず、内蔵バッテリーのみで稼動する。そのため火星での活動時間は2日から9日間ほどと予想されている。

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