修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (12) 天気が悪いと頭が痛い?気象病と乗り切り方
人体の中で、こうした気圧の変化を感知しているセンサーは内耳の前庭に存在しています。センサーの感受性を下げる働きのある薬が、酔い止め、あるいは五苓散ということなんですね。
薬局にて「内耳に作用する酔い止め薬をください」と薬剤師の方にお願いすると、目的に合った薬を選び出してくれますので、ぜひ尋ねてから購入してみましょう。これを、気圧の変動が起こるあたりに服用するのです。
また、東洋医学的な対処方法として、五苓散のほかにも、完骨・れい兌というツボにペットボトル温灸をしたり、内関というツボに米粒をサージカルテープなどで固定して時々押して刺激したりするものもあります。ペットボトル温灸に関してはこちらのサイトに簡単な方法が掲載してあります。
こうした対応策は、気圧が大きく変わる前にあらかじめ行っておくことで効果を発揮します。私は気圧変動による体調管理を目的にしたスマホアプリ「頭痛―る」を愛用しています。
気圧の低下をアラートで知らせてくれるので、気圧の大きな変化に備えることが簡単になります。そのほか、私のTwitterアカウントでは、毎朝「養生予報」というものを行っています。その日の天気図で予測される体調不良を予告し、それに対応する養生法を簡単にお伝えするツイートで、毎日あさ7時から8時ごろにはお届けするようにしています。