くらし情報『テクトロ、IoTにおける課題を解決するリアルタイムスペアナ2製品を発表』

2016年3月23日 12:00

テクトロ、IoTにおける課題を解決するリアルタイムスペアナ2製品を発表

IoTがもたらしたこのような状況は、スペアナ市場の低価格化をもたらしている。IoT製品のエンジニアは元々RF設計の知識があるわけではない。そのため、認証済みのRFモジュールを外部から調達してきて製品に組み込むケースが多い。この場合、IoT製品のエンジニアがスペアナで行うのはアンテナとのマッチングや機能チェックなどが中心となり、ハイエンドな機器は必要とされない。一方、RFモジュールを設計するようなエキスパートはハイエンド機器を使用するが、高価な機器を追加導入するのは難しく、市場では低価格帯のスペアナのシェアが増加しているというわけだ。

このような市場背景の中でヒットしたのがテクトロニクスが2014年に発売したUSBリアルタイムスペアナ「RSA306」だ。リアルタイムスペアナは掃引型のスペアナと比べて発生頻度が低い信号の検出が容易というメリットがある。しかし、リアルタイム機能を備えたスペアナは高価で、気軽に購入できるようなものではなかった。
これに対しRSA306はリアルタイム機能を搭載しながら50万円以下という低価格を実現し、市場から高い評価を得た。RSA500とRSA600はRSA306では機能が物足りないユーザーに向けた開発されており、価格もRSA500が76万8000円~128万円(税抜き)

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