修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (13) 今時のクリエイターは肉食?クリエイターと「肉」のおいしい関係
これはヒッピームーブメントの流れを汲んだもので、インドの土着宗教・民間医学が結びついたものの影響を受けていました。
でも、現代のクリエイターはどちらかと言えば肉食系であるようですね。このコラムの担当編集から、肉料理をはじめ、ガッツリしたものを食べたことをTwitterで発信するクリエイターは多くいる、と聞いたこともあります。
余談ですが、インドの医学というと、アーユルヴェーダを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はアーユルヴェーダでは肉食を禁じてはいません。また、東洋医学においても肉食は禁忌ではありません。アーユルヴェーダでも東洋医学でも、肉類は体を温めて衰弱した体を復活させるものと考えられています。
かつてはがんリスクの面から肉食を忌避する動きもありましたが、2015年に国立がん研究センターが発表したがんリスクについての見解によると、日本人の肉類の平均摂取量は世界的に最も低いレベルでがんリスクへの影響はきわめて低く、総合的な健康への影響を鑑みると「ある程度摂取すべき」と言及されています。ですが、食べるタイミングについては注意が必要です。
アーユルヴェーダや東洋医学では、あまりに疲労困憊した場合は肉を煮込んでスープにし、肉本体は食べずにエキス分だけを摂取するようにと指導されます。