くらし情報『日本のアニメのデジタル化、その最前線に迫る - ACTF2016 (2) CGでセルルックアニメを作り出すサンジゲン、1年半かけて出した結論は』

日本のアニメのデジタル化、その最前線に迫る - ACTF2016 (2) CGでセルルックアニメを作り出すサンジゲン、1年半かけて出した結論は

ベクター非対応ではあるが、手描きのアニメには親和性が高いという。ではこのソフトを活用してアニメを制作すると、どんなメリット・デメリットがあるのか。

最初の実例は「うーさーのその日暮らし夢幻編」。昨年夏に放送されたショートアニメで、第12話を同社デジタル作画部が手がけた。全作画工程(レイアウト・原画・動画)をTVPaintで作画し、仕上げもデジタル作画部がTVPaintで担当。演出チェックもTVPaintで行っているという。唯一撮影のみAfter Effectsが用いられている。

講演では実際の画面を見ながらソフトの細かい使い方のデモが行われた。
TVPaintを使用するにあたり、1ヶ月間はソフトの調査研究にあてることに。作業期間は1ヶ月半。作画スタッフは演出を含めて4名。総動画枚数は900枚だった。レイアウトから原画、動画、仕上げまですべてTVPaintを使ったことで全体の流れをつかむことができ、デジタルの得意不得意が体感できたという。

次の課題は、これを一般のアニメのフローに反映できるのかという点。そこで次に実践したのが「日本アニメ(ーター)見本市」に出品されたシュートアニメ「ヒストリー機関」

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.