2022年5月27日 17:00
『あな歌』萩原健太郎監督が語る注目ポイント「共通したモチーフとして…」
と萩原監督。「本物に囲まれた空間にポツリと存在している偽物のまさみが、作中のある出来事を通して、本物へと生まれ変わる。そうした彼女の成長を見せられる空間になったと思います」と語るその部屋の、隅々まで張り巡らされたポスターの中の「八木今日子」も、島田まさみ演じる前田敦子が登場している。
そして、街や空の描写については「映画やドラマでよく実景を挟むのですが、今回意識したことは、普段の生活動線であまり目にいかないような場所を、普通ではない視点から切り取りました。そしてそれが美しく見えることが重要だと考えました。つまり、登場人物たちの状況と重ねたかったんです。どんな物でも視点を変えれば良い側面が見える。生き方まで見えない空気に支配される現代の日本で、少しでも呼吸が楽になることを映像として表現したいと思いました」と新しい視点での楽しみ方もできるポイントを語っている。
そして最後に、萩原監督は視聴者に向け「今作はオムニバスでありますが、共通したモチーフとして『星』が出てきます。星の見えない東京で、星になれなかった人たちの話として観ていただくと別の楽しみ方が出来るかもしれません。映像だけでなく、歌詞にも出てくるのでぜひ注目して観てください」とメッセージを送った。
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