2016年4月1日 16:18
全国初! 中部国際空港内に認可保育園がオープン - LCC台頭で保育需要高まる
加えて周辺に大規模な保育施設が開設され、保育の受け皿が確保できたこともあり、閉所となった。
○訪日外国人増加&LCCの台頭が背景に
それではなぜ、新たな認可保育園の開設に至ったのか。同社の担当者はその背景として、「訪日外国人の増加とLCCの台頭」をあげた。「訪日外国人の増加により、外国語による案内・販売サービスが必要となった。そこに従事するのは、女性が多い。結果として女性従業員が増えている」とのこと。また、航空機の発着時間が深夜や早朝になることの多いLCCの台頭によって、働く時間もさらに不規則になったため、保育の需要が増したのだ。
従業員からも、子育て環境の整備に関する要望が多く寄せられていたという。
担当者は、「中部国際空港の今後の成長を考えれば、人材が大事。子育てしながら働きやすい環境を整えていく必要がある」と語った。
○「第一歩を踏み出した」
従業員にも地域住民にも、保育の受け皿を提供することとなった今回の保育園開設。とはいえ、定員は19名とニーズを満たしきれているかと言えば、不十分なのかもしれない。担当者は、「まず第一歩を踏み出したという認識。利用者からの要望を聞いて、保育施設自体も改善を図っていく必要があるし、保育園以外の方法でも、従業員が働きやすい環境を作るために努力を重ねていきたい」