縦横無尽なデータ分析が新たな発見を導き出す - QlikViewセミナーレポート
こうなってしまうと、迅速な意思決定など望むべくもない。さらに、人の手で幾重にも加工されたレポートは信憑性に欠ける、データの光の当て方により作成者の主観が加わるなど、分析するデータの精度にも懸念の声が上がっている。
このような問題を解決する手段が、クリックテック社が提供する情報分析プラットフォーム「QlikView」である。では、その実力について、当日のセミナーで行われた内容に沿って紹介していこう。
○簡単な操作で、シミュレーションの実行が可能
図1は、「QlikView」で行うシミュレーション画面のサンプルである。価格、費用、数量、それぞれにあるスライダーを操作することで、自動的に利益などが表示される。なお、サンプルでは、乳製品について価格を引き下げた場合の売上や利益の予測などをシミュレーションしている。「QlikView」では、このように直感的で分かりやすい操作による仮説検証が可能となっている。
新たなデータを追加する場合も、ウィザードの手順に沿って行うだけで、キーワードに合わせて自動的に他のデータと連携されるようになっている。例えばサンプルに、新たにマーケティング部が持つ広告費のデータを追加してシミュレーションを行うようなことも簡単にできてしまう。