縦横無尽なデータ分析が新たな発見を導き出す - QlikViewセミナーレポート
新たな仮説検証を行うたびに、他部署への依頼等が発生しなくなるので、迅速な意思決定が可能だ。
○新たな仮説が次々と生まれる「連想技術」
「QlikView」が持つ最大の特徴、それはクリックテック社が特許を取得する「連想技術」である。
それでは具体的にどのようなものなのか。改めて図1をご覧いただきたい。
ここで表示しているサンプルでは、選択した項目は緑、関連する項目は白、無関係なものはグレーで表示される。つまり図1の状況は「製品グループ」の「乳製品」を選択している状況である。ここで「地域」を見ると、「中東」のみグレーとなっている。これは「中東」以外の地域では売上がある、ということを意味している。
すると、ここで一つの疑問が生じる。
「何故、中東のみ乳製品を販売していないのか?」
そこで、過去のデータを調べてみると、実は以前は中東でも乳製品の売上があったことが分かる。
「乳製品を再度売ったら、会社の利益にどう影響がでるか?」「中東で乳製品を売らない理由は市場の環境に問題があるのか? それともそれ以外の要因なのだろうか?」
次々に出てくる自問の答えを探るため、即座にQlikViewの上で、中東のビジネス(コスト、デリバリー状況など)