2016年7月11日 18:00
全米アニメ史上歴代No.1、『ニモ』続編のヒットの鍵握る"ドリー目線"とは?
ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の制作スタッフが、本作のために水族館をリサーチし、ユニークな視点から観察していたことが、このほど明かされた。
日本でも熱狂的な支持を得た『ファインディング・ニモ』(03)の続編となる本作は、前作から1年後の物語。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。全米では6月に公開され、"アニメーション史上歴代No.1オープニング"の記録を塗り替えるなど、大ヒットスタートとなっている。
ピクサーは作品を制作する際、リアリティを追及するために、通常1年がかりでリサーチを敢行。前作では、魚の生態を徹底的に調査するため、アニメーターたちがハワイでスキューバ・ダイビングを行い、海の様子や魚の観察に時間をかけたという。『レミーのおいしいレストラン』(07)では、ピクサーで本物のネズミを飼って動きを観察したそうだ。
これまで数々の作品で、"人間の目線"から動物の生態を観察してきたピクサーだったが、本作では水族館を"ドリーの目線"で観察。
真逆の立場からアプローチしていった。