くらし情報『熊切和嘉監督、中島裕翔は「映画のためなら…」 オリジナル作への意欲と難しさも』

2023年2月15日 19:00

熊切和嘉監督、中島裕翔は「映画のためなら…」 オリジナル作への意欲と難しさも

そこを間違えると、映画全体が信じきれなくなってしまうので。
○■「予想を上回るいろんな顔」を持つ俳優

――本作はオリジナル脚本による作品です。邦画は原作ものが多いと言われますが、監督もそのあたりを意識することはありますか?

本来、映画ってオリジナルの方が作りやすいと思うんですけどね。最初から映画として考えるので。原作ものをやるとなると、いろいろと変える必要がありますし。だからオリジナル作品をどんどんやっていきたいんですけど、なかなか通らない現実はありますね。特に僕が自分で考えるオリジナルは結構地味ですし(苦笑)。どうしても頓挫してしまうことが多い。
今回は、僕は脚本家の岡田道尚さんとプロデューサーがプロットを作り上げた後での参加でしたが、映画的であろうとする意識はありましたね。

――2回観るとまた違った楽しみができる映画でもあります。そうですね。いろいろと川村が気にしていることがあったり。具体的に話せないので、本当に難しいんですけど(苦笑)。あ、ひとつ、これはこれから観る人にもいいかな。バーが登場するんですけど、そこの名前も、実はあることに繋がっています。

――99分間。
やはり中島さんが最大の見どころでしょうか。

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