くらし情報『長澤まさみ、尊敬する俳優に感じる共通点「“うまい”ことで人に伝わるわけではない」』

2023年4月3日 11:30

長澤まさみ、尊敬する俳優に感じる共通点「“うまい”ことで人に伝わるわけではない」

長澤まさみ、尊敬する俳優に感じる共通点「“うまい”ことで人に伝わるわけではない」

現在公開中の映画『ロストケア』。葉真中顕による同名小説を実写化した同作は、俳優の松山ケンイチと前田哲監督が10年前から映画化したいと企画をあたためていたことでも話題になっている。未曽有の連続殺人事件を起こした心優しい介護士・斯波宗典(松山ケンイチ)と、検事の大友秀美(長澤まさみ)が対峙し、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する斯波がなぜ殺人を犯したのか、彼の心に迫るヒューマンサスペンスとなる。

今回、出演者は作品のテーマである「介護殺人」に向き合うこととなり、検事の大友を演じた長澤も考えさせられることが多かったという。また、初共演となる松山とはがっつり対峙することとなり「こんなにきれいな瞳をした俳優さんは見たことがない」と驚きを表す。今回は、長澤にインタビューし、同作についての話を聞いた。

○■考えるきっかけになれば

――長澤さんはふだんからご家族といろいろお話をされているとのことですが、作品を通してどのようなことを感じましたか?

介護の問題が増えているという現状に対して、やっぱりまだ自分は関係ない、自分ごとにはならないことが多いのかなという印象があります。でも心のどこかで引っかかっていて、気になる問題ではあったから、私はこの作品の台本をもらったときに、すごく惹かれました。

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