2023年4月3日 11:30
長澤まさみ、尊敬する俳優に感じる共通点「“うまい”ことで人に伝わるわけではない」
『ロストケア』は身近な問題だし、『エルピス』は「こういうこともあるんだ」と考えさせられる印象です。目を向けなきゃいけないところがあると思いますし、『ロストケア』に関してはこういう事件が起こってしまうことへの恐怖だけでなく、どうして起こるのかを考えてそれを知ることも大事だなと。
――コメディやラブストーリー、社会派作品と幅広く出られていて、気持ちの変化などはありますか?
満遍なく好きで、「その役になりたい」という気持ちが強いです。コメディに関しては、特に『コンフィデンスマンJP』についてよく「次はいつやるの?」と言っていただけるので、言われるうちは頑張ろうと思っているし、プロデューサーさんに「年齢を重ねたら無理なんじゃないですか?」と聞いたら、「ダー子は何歳でもできるんで」と(笑)。ただ、脚本の古沢(良太)さんがいないと始まらないので、今は『どうする家康』を見て、古沢さんの作品を勉強しています。
――今までお話がすごくわかりやすくて、気持ちを言語化するのがお上手だなと。
本当ですか? でも、すごく下手だったんですよ。きっと、インタビュアーさん泣かせでした。
子供の頃は「趣味は何?」と聞かれても「……」