2023年4月12日 08:00
川谷絵音、Huluオリジナル作品で映画初主演「これはちゃんとやらないと」
その時間のお陰もあって、撮影の時間だけでは埋められない、川谷さん演じる弦さんと自分が演じるいととの距離の詰め方というか、関係性を自然と作ることができたと思います」と手応えを述べた。
川谷は、普段扱う楽器はギターとキーボードで、今回チェロに触ることも初めてだったため、実際にコンサートでチェロを弾くシーンを演じるにあたって、事前に練習し、準備を重ねたといい、チェロ監修をした奥村景氏は、川谷のチェロ演奏シーンを見て「チェロとギターは同じ弦楽器の仲間ですが、全然弾いた感覚が違うので最初は川谷さんも苦戦していました。さらに、今回使われた曲はチェリストでも弾くのが難しい曲です。ですが、2回目のレッスンでは曲をほぼ覚えていて軽く手直しをする程度まで上達していてビックリしました。撮影の時には、曲の雰囲気に合わせ情熱的に演奏するまで仕上がっていて、良い演奏シーンになるのではと楽しみに思えるほどでした」と印象を話し、川谷は「チェロは、撮影に入るまで毎日弾いていました」と振り返る。監督・脚本の老山氏は「繊細に物語を捉えて、大胆に演じ、何より上国料いとという人物を愛してくれた萩原さん。なんてことないみたいな顔をしながらも、チェロもお芝居も全力で応えてくれて、作品を力強く引っ張ってくれた川谷さん。