2023年5月8日 20:42
中村獅童、是枝裕和監督を待ち伏せ「いつか僕を…」北野武作品と連続で夢叶える“引き”の強さ
映画『怪物』(6月2日公開)の完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、中村獅童、坂元裕二(脚本)、是枝裕和監督が登場した。
同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。
是枝作品初出演の獅童は「僕は『海街diary』上映当時鎌倉に住んでおりまして、妻と散歩している時に大船の映画館で上映があり、上映後にティーチインがあるということで、絶対行こうと観に行ったんですね。もともと是枝監督の大ファンなので、なんとか自分の思いを伝えたいという思いで、大概こういう映画館って、上手か下手のスクリーンの脇のところに扉があるので、そこから勝手に入って、何の約束もしてないのに楽屋の前で待ち伏せをして『私、中村獅童という者なんですけど』『ああ、どうしたの?』『映画を観たくて』と会話してくださって、『いつか僕を使ってください』と言ったんです」