2017年9月9日 13:00
クリストファー・ノーラン監督、『ダンケルク』に込めた死生観「栄光の死なんてない」
つまり戦地では勧善懲悪の原理なんて一切働かない。モラルがある人だからといって、生きながらえるわけではないんだ」。
身内を戦争で亡くしているノーラン監督の口から出た言葉だからこそ、より一層重みが感じられる。
折しも不安定な世界情勢となり、日本もきな臭い状況にある今、『ダンケルク』が公開されることはとても意義深い。多くの戦争映画の場合、ベクトルは“死”へ向かうのだが、本作では救出劇という“生”に向けられている気がするからだ。
まあ、いろんな講釈はさておき、一番声を大にして言いたいことは「この映画史上に残るエポックメイキングな映画は、絶対にでかいスクリーンで体感すべきだ!」ということ。これに尽きる!
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