2023年10月23日 20:00
アイナ・ジ・エンド、BiSH解散で全てに変化 ソロ活動で感じる“責任”と“解放”
●『キリエのうた』で映画初主演
6月に解散した“楽器を持たないパンクバンド”BiSH。そのなかで唯一無二の歌声で多くの人を魅了してきたアイナ・ジ・エンドが、映画『キリエのうた』で初めての主演に挑んでいる。
作品のファンだという岩井俊二監督のもとで、歌う時以外はほとんど声を出せないミュージシャンを演じたアイナ。「お芝居の教科書」と話す広瀬すずから受けた刺激や、共鳴する部分が多かったという役柄について話したほか、BiSH解散から約4カ月が経った今、感じている変化も明かしてくれた。
○■大ファンだった岩井俊二監督からの主演オファー「絶対にやりたい」
――『キリエのうた』で映画初主演を務められました。撮影を振り返っていかがでしたか?
とても好きな岩井俊二さんが監督だったので、初めての試みで不安があっても飛び込むことができました。以前から岩井監督の作品はよく観ていて、特に『PiCNiC』(96)と『undo』(94)、『スワロウテイル』(96)が好き。あと『リリイ・シュシュのすべて』(01)も……全部好きですね(笑)。
日の映し方や描写の切り取り方がファンタジーなのに毒々しいというか、少しゆがんだ世界なんですよね。