くらし情報『『アウトレイジ』音楽・鈴木慶一、北野武の"引き算"を恐れる興奮「なんだ、これは」』

2017年10月20日 10:00

『アウトレイジ』音楽・鈴木慶一、北野武の"引き算"を恐れる興奮「なんだ、これは」

鈴木さんの耳には、どのように伝わっていたんですか?

世の中には「3部作」といわれるものが沢山あるので、なんとなく3作目で終わるのかなと思ってましたね。台本を頂いて、そこに「最終章」と書いてあったので「あ、終わるんだ」と。『ビヨンド』の時には何も聞いていなかったんですよ。1作目のラストで大友が刑務所で刺されたから、「これで終わり」と思いました。でも、『ビヨンド』で生きていた(笑)。次から次へと出演者が死んでいって、『ビヨンド』では大友が間違いなく生き残った。だから、次も作るのかなという予感はしていました(笑)。

――ということは『最終章』よりも、『ビヨンド』の話が来た時の方が衝撃は大きかったんですね。


そうですね(笑)。

――そんな中で迎えた『最終章』。シリーズが終わるということに加えて、裏社会に生きる男たちの哀しみを象徴したようなメインテーマ曲でした。

確かに「哀しさ」は共通認識ですね。北野監督や森昌行プロデューサーをはじめ、スタッフの間では「哀しいよね」みたいな雑談がありました。――毎作品、そのようにテーマを設定して楽曲制作に入るんですか?

特に具体的な指示はないんですよ。

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