くらし情報『ヤマハ、10年ぶりの産業用無人ヘリ最新モデル「FAZER」で攻めの農業に貢献』

ヤマハ、10年ぶりの産業用無人ヘリ最新モデル「FAZER」で攻めの農業に貢献

また、同社としては無人ヘリを利用した水稲における直播を推進していくという。直播とは、文字通り水田に直接種を播いていく栽培方法だ。現在は直播散布の半分が飼料用稲である。デメリットとしては、現在の日本における主流の育苗を行って苗代から機械もしくは人の手によって整然ときれいに田植え作業を行う移植栽培スタイルと比べると、収穫量が減ってしまうという。ただし、種をより多く播くことで対応できるだろうという。また、これまでの収穫用の機械も稲が整然と並んでいるところを刈り取るよう設計されているので、それらが使えなくなる(完全に使えなくなってしまうかどうかは状況によるものと思われる)といったデメリットもある。

ただし、省力・低コスト化、作業の平準化、規模の拡大といった面ではメリットが大きい。まず省力・低コスト化は、育苗、移植作業が省略されることにより作業時間が短縮可能であり、よって資材・人件費も削減可能となる。
そして作業の平準化は育苗に時間がかかり、水稲以外の作物と作業が重なりがちな移植栽培に対し、労働ピーク時の作業平準化が図れるという。そして規模の拡大とは、移植栽培との併用により、作期幅を分散でき、省力化と作期分散効果によって、経営規模を拡大できるというわけだ。

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