2024年1月26日 11:30
『ゴールデンカムイ』久保茂昭監督が作った「杉元ノート」「二〇三高地ノート」…できることを“最大限”の撮影に
野田サトル氏による人気コミックを実写化し、現在公開中の映画『ゴールデンカムイ』。明治末期の北海道を舞台に、主人公の元陸軍兵・杉元佐一(山崎賢人 ※崎はたつさき)が、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈 ※「リ」は小文字が正式表記)と共に、アイヌの莫大な埋蔵金の在りかが描かれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて北海道を旅するサバイバル・バトルアクションとなる。
公開3日間で観客動員数35万人、興行収入5.3億円を突破しヒットスタートを切った同作について、メガホンを取った久保茂昭監督にインタビュー。有名アーティストのミュージック・ビデオを数多く手がけ受賞作も多数の久保監督は、映画『HiGH&LOW』シリーズの監督としても知られている。もともと『ゴールデンカムイ』のファンだったという監督が、どのように同作に取り組んだのか、話を聞いた。
※編集部注:本記事は一部ネタバレを含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。
○映画『ゴールデンカムイ』監督に決まった時は「本気で泣きました」
――映画『ゴールデンカムイ』のお話が来た時は監督も驚かれたそうですね。
候補として残っているとは聞いていたんですけど、まさか僕になるとは思っていませんでした。