くらし情報『『ゴールデンカムイ』久保茂昭監督が作った「杉元ノート」「二〇三高地ノート」…できることを“最大限”の撮影に』

2024年1月26日 11:30

『ゴールデンカムイ』久保茂昭監督が作った「杉元ノート」「二〇三高地ノート」…できることを“最大限”の撮影に

僕は原作の大ファンだったので、監督に決まった瞬間は本気で泣きました。

――「『HiGH&LOW』シリーズの久保監督が!」という驚きもありましたが、どういう部分が求められていたのですか?

壮大な舞台を大胆に繊細に描き、さらに邦画っぽくないアプローチも……という形でご期待いただいていました。それから、松橋(真三)プロデューサーとは映画『小説の神様』も一緒にやらせていただいていたので、そこで信頼いただけていたのだったら嬉しいです。

――制作を進められる際には、どういう部分を重要視していたのでしょうか?

僕は原作の大ファンでもあったので、自分の持ち味は一度置いておいて「この世界観を描けるのか」と頭を真っ白にさせたところが始まりでした。とにかく一つひとつのアプローチを丁寧にしていかないとダメだと思ったんです。

撮影スタッフとの準備が始まる半年以上前から自分で北海道に行って、原作のもととなる場所での取材を重ね、北海道、明治、アイヌ文化へ自分なりにアプローチをして、ちょっとずつ準備をしていきました。僕の中では準備期間が2年くらいあって、直近の1年くらいでスタッフが増えて一緒に制作が始まったという感覚です。

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