西と東で味わいが変わる伊豆。伊豆在住者が教える伊豆ショートガイド
アート系では宝紅白梅図屏風を持つMOA美術館を始め多くの美術館、博物館が集中し、伊豆高原一体には別荘も多く、別荘を保有する庭づくり愛好家80組が伊豆ガーデニングクラブを結成し、約20の庭が観光客へ開放されていて、誰でも美しい空間を堪能することができるのだ。
○東伊豆ではワイルドな大自然を堪能すべし
一方、西伊豆にある大型の観光施設は、あわしまマリンパーク、三津シーパラダイス、らんの里堂ヶ島、加山雄三ミュージアムなど5~6施設ほど。東伊豆に比べると華やかな施設の数はぐっと少なくなり、全体的に地味な印象ともいえる。代わりに増えるのが、大自然の中での本格的アウトドア・スポーツだ。キャンプをはじめとして、ダイビング、カヌー、クルーズなどまで楽しむことができる。食に関しても駿河湾の深海魚が味わえる店があったりと、ワイルドで少し荒削りな自然満喫タイプのサービスが多い。陸上の交通が不便で、陸の孤島と言われ船でしか行き来できなかったことも関係があるのかもしれない。
ざっくり大きく分けると、魅力的な文化施設と都会的サービスとを楽しみたいなら東伊豆、ワイルドな大自然を心ゆくまで堪能したいなら西伊豆をチョイスすべし!という感じだろうか。