くらし情報『妻夫木聡×大友啓史監督、戦後沖縄のコザ描く『宝島』映画化「みんなの言葉にならない声を…」』

妻夫木聡×大友啓史監督、戦後沖縄のコザ描く『宝島』映画化「みんなの言葉にならない声を…」

現在は、関東や和歌山県などで大規模なクライマックスシーンの撮影に入っており、来月6月のクランクアップを予定している。
○■妻夫木聡 コメント

この作品のために長い間準備をしてきました。コロナで延期もあり、途中もう無理かもしれないと思う時もありましたが、まさに『宝島』の主人公たちと同じように一縷の望みにしがみついて、監督、スタッフ、キャストと共にようやくここまで来ました。満を持して、今撮影に挑めていることに、この上ない幸福感を毎日噛み締めております。映画 『涙そうそう』でも、このコザという街が舞台でした。あの素晴らしい出会いから18年、再びコザを舞台にしたこの作品でグスクを演じることに運命を感じています。沖縄には、未だ続いている問題がたくさんあります。みんなの言葉にならない声を芝居に変えて伝えていくことが、この作品に導かれた僕の使命だと思っています。
僕はこの『宝島』をただの映画で終わらせたくありません。人の心を突き動かすことは容易ではありませんが、今を生きる私たちがどうあるべきか、どう生きていくのか、一緒に考えていきたい。映画という枠を超えて一つになれる、この映画にはその力があると信じています。

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