罪悪感がありながらも「つまみ食い」が約6割 - 空腹の我慢で体調不良も
(石渡氏)。石渡氏のいう「つなぎ食」は、1度の食事に摂る栄養素、カロリーなどの一部を前倒しして、次の食事までの繋ぎとして食べるということ。そのため、「つなぎ食」であれば罪悪感を感じることはないのではないかという。
間食では糖質が多くなりがちだが、「つなぎ食」では、体のもとになるたんぱく質やエネルギーを作るために必要なビタミンやミネラルを含む食材を推奨。「例えば、大豆はたんぱく質を豊富に含んでいるにもかかわらず、卵や肉類のようなコレステロールはほとんどありませんし、ビタミン、ミネラルも多種類含んでいます。この場合、足りないビタミンA・Cを補うため、色の濃い緑黄色野菜やフルーツなどを合わせて摂れば、栄養バランスも良くなります」(石渡氏)。
調査結果の上位になっているスナック菓子などの食べ過ぎは生活習慣病の引き金になるため注意が必要であり、1日に必要な栄養素、カロリーの一部として「つなぎ食」の摂取を奨める石渡氏だが、当然ながら、これまでどおりの食事に「つなぎ食」を加えるとカロリーオーバーになり、かえって肥満につながるので、夕食で「つなぎ食」分のカロリーを差し引くのが効果的であると、あわせて提言を行っている。