丸山隆平、8年ぶりの映画主演で刑務所への“差入屋”に 「人生を見つめ直すという貴重な作品」
その中から宝探しをするような気持ちで観に来ていただければ、きっと何か大切なものを見つけてもらえるのではないかと思っています。
○古川豪監督 コメント
助監督として参加する撮影の最中、拘置所の近くでポツリと構える差入店に目が留まりました。調べるうち、差入れ代行業の必要性を知るに至りました。昨今のセカンドチャンスに寛容になれない世間の風潮に一石投じられるのでは? とも思ったのですが、なかなか納得いくものが書けず、時間は過ぎていきました。11年。その間私自身結婚し、子を授かり、変わっていく価値観とともにストーリーも変化していきました。
差入店やそれにまつわる人々を通して、家族とは?血とは?家庭環境とは? を問うています。
丸山隆平さんをはじめ素晴らしい俳優陣や愛すべきスタッフたちとともに作りあげました。
どうか一人でも多くの方に観ていただけますように。
【編集部MEMO】
映画『金子差入店』あらすじ
刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」。金子真司(丸山)は一家で「差入店」を営んでいた。ある日、息子の幼馴染の女の子が殺害される凄惨な事件が発生。彼女の死にショックを受ける一家だったが、犯人の母親が差入をしたいと尋ねてくる。