日本HP、パケットロスを低減するソフトを搭載したシンクライアント端末
インタフェースは、DisplayPort、D-Sub、USB 2.0×4、マイク、ヘッドフォン、内蔵スピーカー、10/100/1000 Gigabit Ethernet。外形寸法はW14.8×D18.5×H3.2 mm、重量は0.63 kg。
そのほか、「t410」には、同社のシンクライアント端末としては初めて、ネットワーク品質を改善するソフト「HP Velocity」を標準搭載。QoS機能を搭載し、パケットロスや輻輳のほか、無線環境の問題を解決する。
具体的には、パケットを複数のセグメントに分割して送信し、それぞれにパリティビットを追加し、パケットロス時の再送パケット量を減らすことにより、性能を改善している。同社によれば、90%以上のロスを削減可能だという。一方無線LANについては、衝突回避のために行うバックオフ時間やACKによる確認応答によるスループット低減を解決し、最大15%性能を改善する。今回、「HP Velocity」を搭載した理由について、日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 クライアントソリューション本部 本部長 九嶋俊一氏は、「シンクライアントはネットワークを利用して画面転送を行っているため、ネットワークの帯域が品質に与える影響が大きいから」