堂本剛、“無理”なことに応えなくなりしんどくない現在 主演映画泣きシーンでは目がキラキラ
「何してんのやろう」と考えてしまう、みたいな。沢田という人間は、そういう疑問を人一倍強く持っていた人なんです。しかし疑問を持つことを諦めて、毎日をこなすようになってしまった。心の奥底には、自分の中に「こう生きたい」という答えがある人でもあるんですが、蓋をしてしまっているような……周りでドタバタ劇が繰り広げられていても、沢田は受け身に徹している感じでしたので、難しかったんですよね。
僕は、この作品を観た方には、「本当に自分の現在地に納得しているのか」ということを逃げずに考えて欲しいなと思っています。けっこう柔らかい映画ですけど、「逃げるなよ」と言ってくるくらいの強い作品でもあるんじゃないかな、と。荻上さんも現場では柔らかくしてはりますけど、芯がめちゃめちゃ強い人だし、そういうメッセージもあるような気がする。誰もが自分からは逃げられないから、逃げずに自分のいまと向き合う力を与えてくれる作品になっているんじゃないかなと思っています。
――「涙を流すシーンが難しかった」とも伺っています。ただ「泣き方がかわいすぎる!」ともびっくりしました。
本当ですか!? かわいかった? あれ、そうでした? おかしいな(笑)