くらし情報『アンリツ、可変プリセレクタ搭載の140GHzスペクトラムアナライザを開発』

2014年6月4日 14:43

アンリツ、可変プリセレクタ搭載の140GHzスペクトラムアナライザを開発

アンリツ、可変プリセレクタ搭載の140GHzスペクトラムアナライザを開発
アンリツは6月2日、次世代帯無線通信の実現に必須である可変プリセレクタを搭載し、測定周波数帯域が110GHz~140GHzのスペクトラムアナライザを開発したと発表した。

近年の無線通信では、マイクロ波帯のアプリケーションが増加し周波数資源が逼迫する中、十分な帯域幅を確保するためミリ波帯を利用するアプリケーションが増加している。自動車レーダや、IEEE802.11ad、第5世代移動体通信においてもミリ波帯での利用が検討されるなど、次世代無線通信におけるミリ波の重要性はさらに増してきており、測定の重要度が高まっている。

同社では、数年前から100GHzを超えるミリ波スペクトラムアナライザの基礎研究を行ってきており、2011年には、総務省の「電波資源拡大のための研究開発」プロジェクトを受託し本格的な研究開発を開始した。そして今回、100GHzを超える帯域で可変プリセレクタを搭載したスペクトラムアナライザの技術開発に成功した。従来、この周波数帯域では、ハーモニックミキサとスペクトラムアナライザを組み合わせて評価することが一般的だったが、測定系の校正が難しい、十分なダイナミックレンジが得られないなどの問題があった。

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