2014年6月4日 14:43
アンリツ、可変プリセレクタ搭載の140GHzスペクトラムアナライザを開発
また、スペクトラムアナライザで電力測定可能な周波数は、国家計量標準器の上限周波数である110GHzに制限されていた。
今回発表された140GHzスペクトラムアナライザは、基本波ミキシング技術により高ダイナミックレンジを実現し、従来ノイズに埋もれて観測できなかった微小信号を測定できる。また、同装置の値付けにおいて、産業技術総合研究所(産総研)と情報通信研究機構(NICT)の共同開発によるDバンド国家計量標準器で評価された高周波電力計を用いることで、140GHzまでの電力測定も可能となった。さらに、この周波数帯では実現が困難とされていた可変プリセレクタを、測定器に搭載することで、従来問題となっていた測定器内で発生する歪みやスプリアスを十分に抑圧した測定が可能となった。
アンリツでは、今後もミリ波分野の測定技術の研究開発に注力し、技術開発をサポートしていくとしている。
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