2014年6月9日 06:30
1分でできる世界遺産小話 (14) ワールドカップも目前! リオ・デ・ジャネイロは世界遺産的にもアツいんです
決勝が行われるリオ・デ・ジャネイロは、実は2012年に世界遺産に登録されています。ブラジル第2の都市として知名度は十分メジャーですが、世界遺産のタイトルまで持っているというのは少し意外かもしれません。2016年のオリンピックの開催も決定していますし、いま世界が大注目している旬の都市といえるでしょう。
ところで、「リオ・デ・ジャネイロ」の名前の由来はご存知ですか? この地は1501年1月1日に、この近くの湾を発見したポルトガル人探険家によって"発見"されました。南米にはもちろん先住民がいるわけで、発見というのは完全にヨーロッパの征服者による発想です。ただここではその議論はおいておいて、ひとまず"発見"としましょう。
探検家はその湾を川と間違えてしまったことから、ポルトガル語で「1月の川」を意味する「リオ・デ・ジャネイロ」と名づけました。お正月というめでたい時に発見したんですから、もう少し気のきいた名称にしてほしかった気もしますが、南米にはこうした単純な由来の名称が多い気がします。
モアイ像で有名なイースター島も、発見されたのはイースターの日でした。
○リオは「世界三大美港」ってご存知?
リオは、なぜ世界遺産に登録されたのでしょうか。