くらし情報『1分でできる世界遺産小話 (14) ワールドカップも目前! リオ・デ・ジャネイロは世界遺産的にもアツいんです』

2014年6月9日 06:30

1分でできる世界遺産小話 (14) ワールドカップも目前! リオ・デ・ジャネイロは世界遺産的にもアツいんです

この地は発見された当初は小さな港町にすぎなかったのですが、リオから内陸に入った地域で金鉱が発見されたことから、大きく運命が変わっていくのです。リオは金の積出港として繁栄していきます。そして18世紀後半には、ポルトガル・ブラジル連合王国の首都となったのです。

リオは、急峻(きゅうしゅん)な山とコパカバーナに代表される海岸に挟まれた独特の地形をもっていますが、この繁栄下で独特の都市景観が築かれていくことになります。世界三大美港に数えられ、奇岩が連なる紺碧の海、そして白砂の海岸線が織り成す大都市へと成長していきました。

1950年代にはイパネマなどの海岸地区に住む中産階級の学生やミュージシャンたちによって、ボサノヴァという新しいスタイルの音楽が登場します。独特の景観が音楽家や芸術家たちにインスピレーションを与え、様々な都市文化を生み出したのです。こうしたと人と自然の営みが共存・融合した景観が評価されて、ついに2012年、世界遺産に登録されました。


日本は1次リーグではリオでの試合はありませんが、C組1位通過となれば日本時間で29日にリオでの試合となります。各試合の日本でのテレビ放送時間から深夜から早朝にかけてとなり、当分寝不足の日々が続くことになりそうです。

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