2014年6月10日 12:30
聞いて納得! パイロットの"職業病"は車の運転中に… - ANAパイロットに直撃
宇宙飛行士の若田光一さんに対しては、やはり機長という仕事柄学ぶことも多いです」とのこと。
ちなみに、道廣機長はクルマの免許のほか、副操縦士の時に船舶免許を取得している。「これで陸海空、制覇ですね(笑)。パイロットの中には船舶免許をもっているほか、船を所有している人もいます」と言う。その一方、鉄道に関してはレールがあるため、飛行機よりも自由度が低いかもしれない、と道廣機長は感じているそうだ。
○エコドライブをさせたら右に出るものなし
また、クルマを運転している時、ちょっとした"職業病"を実感するという。
「誰も乗せていなくても運転は丁寧にします。飛行機の燃料は高騰していますから、燃料をできるだけ使わずに操縦することは重要です。
クルマを運転している時も自然とエコドライブになります。ほかにも、横柄な運転をしているクルマがいると気になってしまいますね」。
"職業病"としてはもうひとつ、仕事と関わらず天気が気になるという。それも「明日、雨が降りそう」とかではなく、「この雨だと着陸が大変だろうな」や、「あの雲だと機体が揺れそうだな」というような類いらしい。加えて、パイロットは管理された時間の中で業務をしているため、定刻に着くように計画を立てることが自然と習慣化されており、プライベートな旅行でも、つい時間管理をしてしまうそうだ。