2019年2月27日 22:21
『カメ止め』著作権問題が解決 上田慎一郎監督・和田亮一氏コメント
興行収入30億円突破の映画『カメラを止めるな!』を製作したENBUゼミナールは27日、公式サイトを通じ、クレジット表記に関して関係各所の合意が得られたことを報告。また、今後の同作に関連するプロジェクトにおいても、「お互い協力し展開していく」という。
和田亮一氏は昨年8月、自身が主宰していた劇団・PEACE(2014年に解散)の舞台『GHOST IN THE BOX!』の内容が、『カメラを止めるな!』の構成をはじめ、多数の類似点があると主張。「原案」ではなく「原作」として扱うことを求めていた。
一方、『カメラを止めるな!』の脚本・編集を手掛けた上田慎一郎監督は、同舞台から着想を得たことを公言していたが、著作権侵害については否定し、「和田さんや劇団の方の主張にもしっかり耳を傾け、お互い円満な解決が出来ればと思っています」と事態の収束を願っていた。
今回の発表でENBUゼミナールは、「本映画のクレジットは、和田氏と上田監督それぞれのオリジナル性をお互い尊重する気持ちを汲んだ内容としております」と報告。「クレジットの合意などに関する関係者への取材などは固くお断りいたしますので何卒よろしくお願い申し上げます」