2019年4月3日 11:00
実写版『ダンボ』が心に響く理由、コリン・ファレルが魅力語る
もちろん、戦争とは比べものにならないけれどね。やわらかいタッチで心動かされるキャラクターだと今回すごく思っていて、ティム・バートンのキャラクターはいつも全部そうだよね。感情を爆発させるキャラクターはあまりいなくて、だからこそより多くの観客に届くのではないかなと思っている。
――日本でもディズニー作品は大人気ですが、オリジナルの『ダンボ』も含めて、ディズニー作品に思い入れはありますか?
子どもの頃に『ダンボ』は観ていなくてね。今回の映画はイギリスで撮影したけれど、3カ月前に撮影に行く飛行機の中で初めて観た。『ジャングルブック』や『わんわん物語』、『101匹わんちゃん』などは子どもの頃に観ていたけれど、テーマとして共通しているアウトサイダー的な普遍的な要素が響いたと思うし、きっと誰もが自分の人生のステージで自分が属する場所がないのではと感じているものだと思う。外側から見た場合、本当に社会にハマッていて、自分の立ち位置を持っていると思っていても、実は中身はそうでなかったりもする。それは普遍的な感じがするよね。
――社会にコミットしていなかったような瞬間は、経験がありますか?
もちろんさ。