2019年9月25日 11:00
ハライチ岩井、“腐り”イメージへの反論「みんなは嘘ついている」
なんでも面白く書けるようにしようという意識ではいました。
――エッセイは日常をテーマにした内容となっています。漫才や出演番組の裏側などを取り上げなかったのはなぜですか。
そもそも、あまり裏側を言うのは好きじゃないんですよね。なんかネタばらしみたいな感じがするじゃないですか。「ここのオチがどう」とか「すべってる」とかって、客が知る必要はないし、客が言うことでもないので(笑)。それを芸人側が言い過ぎたことで浸透しちゃって、そういう見方をするようになっちゃってるけど。なんか楽屋まで入ってきてる感じがするんですよね。
客は別に笑いに来て、面白ければ笑えばいい話ですから。
――岩井さんはラジオでも日常について話されることが多いですが、話すと書くとでは、どんな違いがありますか。
ノリで押し切れるので、話す方が簡単ですね。字ズラにすると面白くないノリがいっぱいありますし、あらすじだけ聞いたら、マジでつまらないような話ですから。
――ラジオだと、澤部さんというツッコミがいるのも、大きな違いなんでしょうか。
そうですね。聴き手がいるというのもありますし、ラジオだと明らかにボケていてもいいという感じです。