刺身の色の対比を考え、同じ色がかたまらないように注意する。
ルールその四「中央には主役になる刺身を盛り付ける」。中央に色がいいマグロ、その上にカンパチの腹身を盛ってみた。どちらも高級魚。そして色が違うので、色の対比も出る。
これで一応、皿盛りができたが、これにもう少しお化粧をしてみるとしよう。
お化粧するには、パックの刺身に入っているレモンスライスやパセリ、人参のけん等を刺身の間に置いて彩りにする。また、パック刺身の場合は刺身の下に敷いてある大葉が半分に切ってあることも多く使いづらいので、刺身と一緒に大葉も買ってきて使うとより豪華になる。
ルールその五「飾りでより華やかに、しかし飾りは控えめに」。飾りに使用するレモンスライスやパセリ、ワカメなどの海藻は控えめに。主役の刺身より小さく控えめに、これも皿の奥の方から互い違いに盛りつける。最後にわさびを手前に盛りつけるが、人参を薄切りし、その上にチューブわさびをのせるだけで雰囲気が変わる。
このように、5つのルールを守るだけで、豪華な刺し盛が完成する。年末年始のおもてなし料理にぜひ活用してほしい。
○著者プロフィール
筋肉料理人
1963年6月生まれ。