高野洸・阿部顕嵐ら注目キャストが全編ラップ! 『ヒプステ』熱狂生むポイントは
○全編ラップが満載
第1幕はイケブクロ・ヨコハマ・アカバネの物語、第2幕はライブパートいう構成だが、どちらもラップ曲が満載に。上演前にはMCマエセツとMCチューイジコウと称した2人が現れ、客席とのコール&レスポンスで場を温める。さらに始まった瞬間から今作のテーマ曲ともいえる「Gimme The Mic」をキャスト全員で披露し、高まったテンションのままで物語が進んでいく。同曲は様々なアーティストに楽曲を提供し、カリスマラジオパーソナリティとしても名を馳せた井手コウジが手がけ、舞台オリジナルパートから、先に紹介した「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」につながっていくという、原作をリスペクトした楽曲となっている。
その後も“Buster Bros!!!”、“MAD TRIGGER CREW”それぞれの舞台オリジナル曲や、山田家の弟2人の喧嘩をポップに表した「兄弟喧嘩」、一郎と幼なじみのカズが心を通わせるバラード曲「2つの影」、一郎と左馬刻が心情をぶつけ合う「Red Thunder」など、1幕だけで10曲にも及ぶ曲が披露され、まるでラップによるミュージカルのように音楽に飲み込まれる構成に。