・「よく7不思議を聞くから」(27歳/電機/技術職)
総評
女性編では、「実際にその場所で幽霊(らしきもの?)を見た」という声が少なくありません。「友人の体験」、「心霊体験をしたことはないが、何となく怖い」という声が目立った男性編との大きな違いと言えるでしょう。例えば、こんな身の毛のよだつ体験談が寄せられています。
「真夏のたそがれとき、白いワンピースを着た長い髪の女性が、廃虚と化した病院の前にぼんやり座っていました。顔は髪に隠れて見えませんでしたが、その女性を目にした途端、わたしも一緒にいた友だちも全身に悪寒が!一目散に逃げました」(1位「病院跡」)
「祖父のお墓参りに行って、知らない男の子に突然腕をつかまれたことがあります。びっくりするほど冷たい手でした。その子が『ママ?』と聞くので、『ごめんね、ボクのママじゃないんだ』と言うと、手を放してどこかへ行ってしまいました。その子の姿が見えなくなったあたりに行くと、そこにはなんと水子地蔵が……。
『水子の霊だったんだ』と、納得しました」(2位「墓地」)
「通っていた中学校の裏手は、戦国時代の合戦場(かっせんば)の跡。『学校で落ち武者の霊を見た』という先生や生徒も何人かいました。