新生ウェンディーズのこだわりと「99円メニュー」が復活しなかったワケ
(同社)。
確かに、きめ細かい生地のバンズで、ふわっと口に溶けていく感じがした。
「ファストカジュアル」という新テーマのもと、店舗デザインも変化した。
それは外観でもわかる。
かつてのウェンディーズは赤と黄色の看板だった。
しかし今回、ウェンディーズイエローと呼ばれていた黄色い帯がなく、落ち着いた雰囲気。
店内の接客カウンターも洗練された雰囲気で、地下のイートインスペースに降りれば、白木を使った明るいカウンタースペースと、照明を控えめにした重厚感のあるテーブル席に別れる。
「座席まわりの素材はプラスチックではなく、木材やレザー風など、重厚感と温かみのあるものを使っています。
これはアメリカにもありません。
日本だけのデザインです」。
高級感といえば、デサートメニューの「irinaロールケーキ」が異彩を放つ。
これも日本のみ。
irinaは銀座や自由が丘にあるセレブ御用達のロールケーキ専門店という。
六本木にはデリバリーのみ扱う拠点があり、有名女優の愛好家も多いとのこと。
しっとりとしたスポンジに、天然のバナナを使っている。
甘さを抑えた上品な味だ。
ウェンディーズに納入されるロールケーキは、サイドにハンバーガーの模様があしらわれている。