2012年4月28日 00:45
鉄道トリビア (148) 「はやぶさ」「はやて」まぎらわしいのになぜ共存できる?
も検討されたものの、新潟県につばめは飛来しないとわかって取りやめとなったという。
「あさひ」の”受難”の始まりは15年後。
1997年の長野新幹線(北陸新幹線)の開業で、「あさま」が走り始めてからだ。
「あさま」はもともと在来線の長野行の特急列車で、そのまま新幹線列車に格上げとなった。
これは自然の流れだ。
ところが、東京~高崎間の駅の新幹線ホームに「あさひ」「あさま」が停車するようになると、乗り間違える利用者が増えてしまった。
誤乗対策のひとつとして、たとえば発車案内のLED表示の色を変え、「あさひ」は赤色、「あさま」は黄色とするなどの工夫も行われた。
それでも乗り間違える客が後を絶たず、2002年に「あさひ」の名称は消滅し、「とき」となった。
「あさひ」「あさま」のような乗り間違いは、「はやぶさ」「はやて」では起きていないのだろうか? どちらも上から2文字まで同じで、「はやぶさ」の愛称が決まったときは心配する声もあったようだ。しかし、いまのところ苦情が多いという報道はあまり聞かない。
「はやぶさ」は4文字、「はやて」は3文字で間違えにくいから? それとも全車指定席のため、乗客がきっぷをよく確認するからだろうか?「あさひ」