”人材のグローバル化”という視点から見る、世界経済の現状と未来とは?
と述べ、「一番大変だったのは、『コミュニケーションの方法』だった」と説明した。
同氏によると、ずっと同じ会社で働いてきた仲間同士であれば暗黙の了解で済むものが、バックグラウンドの違う相手と仕事をする場合、「これはいつまでに、ここまでやるということでいいですよね?」などときちんと相手に合意を得ながら進めていく必要があり、ここが大切だと強調。
この「お伝え力」が、グローバル人材になるためのスキルであると述べた。
この「お伝え力」を身に付けることで、野村氏の「幸せ曲線」は再び急上昇。
現在に至っているという。
これについて小林氏も、「グローバル化と言う以前に、人に対するときに相手の立場をいかに気遣うかなどの『地頭のよさ』が必要」と賛同。
いろんな国の人々のバックボーンを知った上でコミュニケーションを行っていく能力が必須になると話した。
野村氏は今度は、「グローバル化に成功している企業は、なぜ成功しているか?」とのテーマを提示し、インドにおける冷蔵庫の話をした。
インドの冷蔵庫には、暑さでだめにならないように、化粧品や医薬品を入れるボックスがあったり、盗難を防ぐための鍵があることなどを紹介。